ととのい予報(総合評価)
しかし、今はすぐ近くにできた花しょうぶに客を取られ、老朽化した設備の更新もままならない状態。 玄関の自動ドアが壊れていて手で開閉するようにとの貼紙に不安を感じながら入館。 2階への階段は什器で塞がれ、外の看板にあった韓国料理の食堂も営業していない。 若い頃のタイガー・ウッズが使用していたクラブやマイケル・ジョーダン、アイルトン・セナらの懐かしい写真にしばし見入ってしまった。 浴室に入るとやはり全体的にくたびれた印象を抱いてしまう。 でも泉質はすばらしい。 これだけは花しょうぶだけでなくクア・ガーデンにも負けてない。 湯温を下げるために加水しているとは思えない肌触り。 反面、サウナは残念ながら温泉並みに高水準とはいかない。 露天エリアに出る途中には廃止された塩サウナ。 入口と出口が分れた本格的な構造だけに惜しい。 遠赤外線サウナも本来の能力が発揮されればかなりのグリル系サウナになると思われるが、経営状態が大幅に改善されて、なおかつ常連客からの要望がないと実現は難しそう。 花しょうぶの賑わいには及ばないけれど少なくはない温泉通に支えられている感。 40人くらい入れる広い室内に遠赤外線ストーブ2台が並んでいるけれどサーモスタットが故障しているのか、扉と床の間にマットを挟んで扉を半開きにしてあって温度が上がりすぎないようにしている。 温度計の値は88°C。 浴室の空気が半開きの扉から入ってくるので湿度は高い。 88°Cで高湿にしては体感的にはあまり熱を感じない。 温度計が設置されている天井近くだけが熱せられて人がいる高さは浴室の空気で冷まされている感じ。 しかし、テレビが見えない場所には座らないと割り切って30人分くらいしかマットを敷いていなかったりといったぎりぎりのコストカットを目にしてしまうと現状を責める気にはなれない。 常連客にとってはテレビを見ながらのんびり過ごす場所と考えればこのセッティングにも納得。 温泉の湯温を下げるために使用している井戸水と同じと思われるが、顔を洗うと塩素臭とも鉄錆臭とも違うあまりなじみのない匂いをわずかに感じる。 チラーを通していないようで、外気温が25°Cに達する昼間は水温も上がり気味。 底の方に多少冷たい層があるので手でかきまぜつつ羽衣も脱ぐと幾分かは冷たさを感じることができた。 外気浴でも身体に水の感覚が残るほどなので水質は悪くないはずなのによくわからない匂いが惜しい。






